カマラー

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前回のNaa Alluduでラミヤーが「ホホホーッ」と冒頭で歌ったのは、カマラーKamala(Kumari Kamala、Kamala Lakshman、Laxman)のヒット・ナンバル oh rasikkum seemane  (Parasakti  1952 タミル)だ。とてもいい曲で、カマラーではいちばん好きだ。歌舞伎町のボッタクリみたいな目にあうのは、これがデビュー作のシヴァージ・ガネーサン。

カマラーは34年タミルナードゥ生まれで幼いころからラッチュー・マハーラージLachhu Maharaj(wiki:パーキーザー振付)にカッタクを学び、4才で映画デビューした。のちにVazhavoor Ramiah PillaiからVazhavoorスタイルのバラタナーティヤムも学び、47年独立直前のNaam Iruvar の大ヒットで地位を定めた。若いがトラヴァンコール姉妹には先輩にあたる。50年代からは映画出演とともに世界ツアーを行い、80年代に入って渡米しダンス・スクールを開いた。(wiki)

小柄だが教科書的な技のきまりや身体能力など、技術的にはいちばん達者なのではないかと思う。Cinema Nritya Gharanaのカマラー・タグを追えば記事や作品にあたれる。

代表的なナンバルをあげれば

Kaathavaraayan(1958 タミル) ゴーピー・クリシュナとシヴァ-パールヴァティ・タンダヴァを踊る。

Chori Chori (1956 ヒンディ) Devta(1956 ヒンディ) 

naathar mudi meyl (Dighambara samiyar 1950 タミル) スネーク・ダンス

Sivagangai Seemai (1959 タミル) 処刑場面とカマラーのタンダヴァが交互にモンタージュされる。