ワヒーダー・レヘマーン

image

 

kahin pe nigahen kahin pe nishana C.I.D(1956)
ヒンディー映画初登場作品だが、ワヒーダーのあぶなさがわかる。カラーより白黒で凄味が出る人。
この後の作品でも、誰かが(グル・ダットとか)ワヒーダーにフラフラと近づいていくか、ワヒーダーがふらふらと近づくシーン(Pyaasa : aaj sajan mohe Geeta Duttの歌うバウルとワヒーダーの迫力がぶつかりあう、ヒンディー映画史上最も偉大な場面)が多い。

matwali naar Ek phool char kante(1960)
男はサンジャイ・ダットSanjay  Duttの父、スニール・ダットSunil Dutt。

スネークダンス Guide「ガイド」1965)
Guideは60年代ヒンディー映画の大ヒット作。本人は、同作品のマードゥリーでのリメイクを望んでいる。

pan kahye saiya Teesri Kasam(1966)
ラージ・カプールRaj Kapoorと共演。歌はアーシャー・ボースレー。
 字幕HQ版

sharma ke yun na dekh Neel kamal(1968)。
この優雅さはだれにもまねできない。

 

image

 

ワヒーダー・レヘマーン वहीदा रहमान Waheeda Rehman

ワヒーダーは1936年、マドラスでタミル出自のムスリムの家庭に生まれた。父親は高級官僚(I.A.Sオフィサー)。喘息で学校教育を受けられなかったが、かわりにバラタナーティヤムを習得し、55年にテルグ映画デビュー。

ヒンディー映画監督、グル・ダットGuru Duttに引きぬかれPyaasa「渇き」(1957)やKaagaz ke phool「紙の花」(1959)などにヒロインとして登場した。
60年代の代表作はGuide(1965)。現在はシリアル会社の社長。リシ・カプールは「何のシリアル(ドラマ・シリーズ)に出演しているの?」と聞いた。

ワヒーダーのインタヴュー記事によれば、当時、(ヒンドゥーの踊りだから)ムスリムはもちろんのこと、ヒンドゥーでも娘にバラタナーティヤムを習わせるなどありえなかったが、父親が寛大で「見て楽しんでいるものを習うのに問題はない。」の一言で許可されたという。)