マードゥリーの優れたところは、体全体を使った動きのキレのよさもそうだが、ミニマルな動きで表現ができることだ。このサージャンSaajanのtu shaayar hai では指を踊らせている。これは古典舞踊のハスタ(手の所作)の応用だ。
Dil to pagal hai でのこの右手の指の形はマードゥリーのおなじみの所作でもある。
Devdas 。こういう小技が使えると、ダンスシーンが深いものになる。このdola re とよく似たBajirao Mastani のpinga (すてきなナンバルだがCGでも表現できそうだ)との違いはそこ。
Sailaab では首をちょっと傾げたり、腕をわずかに曲げたり、最低限の動きだけで踊りを成立させている。
Rajaの「眼の魔術の歌」akhiyaan milawoo に眼の踊り。これもラサを伝えるためのアビナヤ、身体言語だ。
dhak dhak だってドキドキと胸を突き出しているだけでダンスになる。