アトムの童は新章とのことだが世界崩壊後のそれぞれの秋というおもむきで、物語が再出発する勢いがあまり感じられない。
しかたないから岸井画像を貼りたおそう。
ケイコ目を澄ませて
私たちはどうかしている
おまけに浜辺の手下になるので完全に負け犬だった
やがて海へと届く
プロモ写真
エルピス
ゴードンは自転車を買って自前で調査をはじめた。功夫映画とおなじで、やはり体を動かすところからしか敗者復活はできない。成果はあがったが自己救済のためにやっているので、どんな結果を生むかまで念頭にないのは長澤と同様だ。
30代なかばで自分探しをしている女と25才で反抗期をむかえた男の痛いコンビで、軟弱な「相棒」の様相を呈している。弱い重力でひかれあう連星だから、一方が上ると一方が沈みをくりかえしている。
いつ脚本が崩壊するか心配しながら見ているが、ロジックとおもしろさは保たれている。おなじ渡辺あやの火の魚やポン・ジュノの殺人の追憶のような、なんだかわからないが凄いという類の作品にはなっていない。ゴードンと長澤が男と女の関係になるかが、いちばん気になる。
ふつうに目は血走っているので、最初のころはCGか目薬で白目を処理したのだろう。