ノウルーズさなか、2日前のチャハールバーグ(四角公園)の映像があがっていた。正確には、公園のまん中をつらぬく6kmにおよぶ大通りをひたすら歩く。車が通らないだけで、街はこんなにも心地よくなる。
四角公園はクラーンに典拠がある天国の庭で、イスラーム文化圏やムガルで採り入れられた様式だ。大通りの四方が庭園だった。ムガルではチャールバーグと呼ばれている。
エスファハーンは16世紀末からのサファヴィー朝の首都で、アッバース1世が庭園を造らせた。
これは3日前のナクシュ・ジャハーン広場。いい天気だ。
まるでCGで描画したような景観だが、広場は縦560m横160mあり周囲の建物はバーザールや工房になっている。イランは地震国で、建築を上には伸ばせなかったのだろう。ともかく広大な眺めだ。
これもアッバース1世の都市計画の産物で、カージャール朝になってから荒廃していたのをパフラヴィー朝と共和国が再建した。
これは去年のノウルーズでのナクシュ・ジャハーン広場バーザール映像で、観光都市だからひどく混雑している。黒のアバーヤ(チャードル)の女性が多い。
今年のアティック広場での、ノウルーズ前日の買い物風景。Sabze広場とも呼ばれナクシュ・ジャハーンが出来るまえ、セルジューク朝時代のセンターだった。こちらは庶民的だ。
ナクシュ・ジャハーンの北東にアティック広場がある。
川の北のチャハールバーグは、パフラヴィー朝時代に延長された。