ケイコ目を澄ませて

 

すばらしい映画だった。

映画として盛ろうとしない作品だった。

館数も少なく採算がとれればいい程度だろうが、次につながってほしい。

 

 

 

岸井はボクサーでも聾者でもないが、このケイコは岸井でなければならなかった。

早朝10km走り、シャドウ、ロープ、スパーをこなしルームメイキングで生計を立てる。そんな生きかたはもうできない。

 

 

 

ジム会長の妻は眉が仙道敦子みたいだと思ったら、ほんとに仙道だった。岸井の母は中島ひろ子と知ると、やはり中島だった。