2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

パール・バック版ガイド

ワヒーダー・レヘマーンの代表作ガイド(1965)には、ヒンディー版と米監督によるUS版がある。ネットではその両方と前者の英語字幕版を見ることができる。(あいにく字幕版は音声と映像がずれている。) 両作は同一の筋をもつが、US版は「大地」の作家のパール…

ヒーラーラール

Shalimar (1978 ヒンディー) のジャヤマーリニ ヒーラーラールはジャヤマーリニの師匠で、サロージ・カーンの師夫ソーハンラールの弟にあたる。 ソーハンラールとちがってWikiに記事はなく、IMDbに記録があるだけだ。ただ映画タイトルはあっても複数の振付師…

アシュガバット

地球の歩き方・多摩を書店でさがしていたら、トルクメニスタン・ファンブックというすてきな本を見つけた。 なかでも首都アシュガバットの奇妙なたたずまいに、一目でひきつけられてしまった。 広い大通りの両側に、規格化された白亜のビルが立ち並んでいる…

サロージの師匠

layi hai hazaron rang holi - Phool Aur Patthar (1966) でのサロージ・カーン この場面の踊りにはラーニー、マドゥマティー、ラクシュミー・チャーイヤーそしてサロージと当時の実力あるカッタク・ダンサーが4人勢ぞろいしている。カラー撮影でのホーリー…

パーキスターンのサロージ・カーン

2年前に亡くなったインドの人間国宝、サロージ・カーンはパーキスタンーン映画にも何回か振付を提供している。 サロージはカラーチー生まれのスィク教徒出身で、家族は分離後にインドに渡った。 www.youtube.com 幼いころからダンスの才能をあらわし、1953年…

能年キック!

www.youtube.com 女子三日会わざれば刮目して見よというが、能年ののんやろが!ちゃんねるで披露したアクションがさまになっていた。むかしは猫背で姿勢が悪く、体も固く、運動神経がうまく配線されていないようで奇妙な不器用さがあった。 その後バレエレッ…

岸井ゆきの/新作映画

ひどい言われようだが、この通りだからしょうがない。現在公開中の岸井ゆきのの「神は見返りを求める」は、youtuber岸井の苦いサクセス・ストーリーだ。 監督の吉田恵輔は「純喫茶磯辺」で才能ある人だと思ったが、この作品もよく出来ている。といっても14年…