
今田美桜が救命医になる、クロスロード第一話。

結婚式に参列して、事故現場に遭遇する。

血まみれドレスで、救急車とともに出勤。

そのままオペに。マスクをしてても、目で表情がつたわる。磯村勇斗が、冷静な先輩医師。

患者を拾ってきちゃ困るよという戸次重幸に、花咲舞のようにお言葉返しをする。今回の戸次は、尻から糸を出さない。

患者は、一命をとりとめた。

横浜だから疲れても海があり、今田は勤務後のジョギングで過ぎた時間を振り切る。

海のそばには、小洒落たカフェもある。麻酔科医の船越英一郎爺は、ビールを呑んでゲップをもらす。

港には、船と青春がある。
若くて活きがよく目の大きい今田は、新米だがエネルギーだけはある。とにかく忙しい現場でカメラも揺れるが、若さで乗り切る。次々に患者が運びこまれる。今田は時にはウザがられても先輩の磯村が軌道修正し、船越爺が感情面のストレスを吸収する。
未熟だが熱量だけはある若手と頼れる職長、年寄りの熟練工とで現場は回っている。やくざ映画なら、鉄砲玉と若頭とオジキだ。これに若さを絆に救急隊員と交番巡査が引き寄せられて、地域医療を支えている。1時間たらずでも情報量の多い初回だったが、だれることのない脚本で期待できるシリーズだ。若いってすばらしい。

さよならノワール初回は、現場がまだ回らない状態だ。留学経験もある変女子の北香那は初めての実務で、元マル暴の小池栄子と噛みあわない。ふたりが属する被害者支援係というのは、小芝の身元不明人相談室のような傍流の警察組織だ。実在するのかどうかは知らないが、被害者妻の北乃きいに自白強要する刑事にブレーキをかける役割を果たしている。
一見クリーンな組織だが、職場の雰囲気がノワールだ。勤務場所も、ネズミ走る池袋。小池は上司の渡部篤郎が失踪して配置転換となり、おまけに離婚して娘の親権は奪われている。井上由美子脚本であっても、なにか疲労感閉塞感がただよう。この現状からさよならして、ケイゾクのように化けるのだろうか。北の酔いどれ指導教授岡部たかしは、ひと筆で人間と関係性を描いてさすがだ。





























