Love Story (テルグ 2021)
これ自体で億回の視聴があるが、おもしろいことにメイキングをまじえた編集版のほうはさらに倍の数字を得ている。偽りのない情感が伝わってくるからだろう。
おなじくLove Storyから。
サーイー・パッラヴィはダンス巧者であると同時に、型破りな女優として評価されている。これまでのどんなスターとも異なる、ごく普通のインド人女性のたたずまいをもっている。演技や一挙手一投足にこもる真情が、観客の共感を生むのだろう。パッラヴィが支持されるのなら、インドも捨てたものでない。
Premam (マラヤーラム 2015)
出世作となったこの作品で、パッラヴィのダンス能力は如何なく発揮されている。
Maari 2 (タミル 2018)
ダヌシュ主演のアクション大作でも、適応力の高さを示した。
Shyam Singha Roy (テルグ 2021)
この作品ではかつてのカルカッタのデーヴァダースィーになって、バラタナーティヤムを披露している。
その練習風景。
Middle Class Abbayi (テルグ 2017)
Shyam Singha RoyのNaniとは相性がいいようで、ここでの共演が先だった。
同上。南アジア映画は、歌舞音曲と風光が魅力だ。
Fidaa (テルグ 2017)
結婚式ダンス。
母親がカッタクの舞踊家だったが、自身は古典の訓練は受けていない。その代わり子供の時から踊りをつづけ、ダンスイヴェントやコンテストに出演してきた。
テルグのダンスコンテスト番組 Dhee-4 (2009)ではファイナリストとなった。barso re を踊る。
世に出てから、同上番組のゲストとして barso re 。
学生時代のイヴェントでタンゴ。
これも学生時代。トビリシ医大卒のMBBSだが、Premam は学校の休暇中に撮影された。
妹の結婚式で、姉妹で Apsara Ali を披露。
ダンス番組のプロモーション映像。
来年公開予定の Ramayan (ヒンディー 2026)では、ランビール・カプールのラーマに対してスィーターを演じる。男女ともに型破りな配役だが、ことにパッラヴィはなにかと右翼を怒らせるような発言をしてきた。イスラームの牛飼いへの自警団リンチは、カシュミールパンディットの虐殺と変わりないとか。パーキスターンにしてみればインドがテロリストだとか。バダガ部族出身だが、教育教養のある階層の人なのだろう。バダガ語、タミル語のほかテルグ、グルジア語、英語も自在だ。
ここで来年の心配をしてもしょうがないが、さてどうなるか。映像がAIやディズニーの臭いがするのも気になる。周回おくれのポリコレか。ハヌマーンがサニー・デーオールというのも、おかしなキャスティングだ。