小松菜奈は浜辺美波とおなじように力量にみあった作品に出ていないのだが、「私をくいとめて」で林遣都に好感をもっていたので観に行った。
予想とちがって猟奇恋愛ファンタジーだった。こういうので成功するには、特別な才能が必要だ。監督はCMではCGの使いかたがうまいから、予算とか脚本とか長編の経験とかいろいろな問題があるのだろう。
カラックスが「汚れた血」でジュリエット・ビノシュを走らせたように、小松の疾走する姿が見たかった。
この映画タイトルは冒険で、目黒寄生虫館で初デートとか井の頭公園でボート漕ぎのような無謀なこころみだ。
客は来ないだろうが志は買いたいし、二人の演技を観られたので後味はいい。カップル客がいたので、応援したくなった。
CMやMV、モデル写真での力が活かされないうちに、小松の結婚報道が出た。引退しないでほしいものだ。
あぶない感じがいい。
眼鏡も様になる。
目付きは悪いが、愛嬌もある。
何を着ても似合う。洋服はこの人のために発明されたのだとおもう。
ムチャぶりされても、ねじふせる。
和服も似合う。
ピンクのイグアナ。
これだけ目当てで観に行った。