エジプトから入荷したという衣装を着るふたり。
女の友情が育っていく物語でいまひとつピンとこないが、木南と生見のコンビは対照的でのんびり見るのにちょうどいい。
出てくる男はそれぞれクズで、言えた義理ではないがうっとうしい。
田中さんは女としての自己評価が低くて、勉強ばかりして目立たないように生きてきたアラフォーだ。35才のとき鏡に映った姿が老婆だったので、さすがにあせってそれがきっかけでベリーダンスをはじめたのだった。浮世離れした個性がだんだんおもしろくなってきた。四十肩になって「もう踊れない」と、絶望するあたりがマンガ的だ。
メアリージュン先生はそういうが、エジプトはともかくトルコのベリーダンサーはやせ型が多い。木南もやせているが、原作マンガに準じるようだ。踊りもちゃんとこなしている。