アブラール兄のイラン再訪 (2)

 

TAKING THE FERRY WITH RANGEELI | S05 EP.07 |

 

前回の落車事故による手の負傷の影響で、up主アブラール兄はバンダルアッバースでの休養を強いられることとなった。そのため今回記事は、旅というよりは観光がメインとなっている。

このエピソードではバンダルアッバースの対面にあるQeshm島にフェリーで渡り、島内をバイクで周回した。

 

 

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右手が癒えるまで6日間バンダルアッバースで休養した。これ以上遅れるとラマダーン期間にマッカにたどりつかないので出発することにした。

シーラーズに行くことは長年の夢だった。600km8hr実際は11hrと見積もり、8時に出発して夜8時までに着く想定だ。 

海岸を離れたので、山間部の景色は変化に富むようになった。ハイウェイを行く車が冷たい水を恵んでくれた。

 

事故現場に出くわし、救急車を目撃した。イランは25kmに一か所救急ポイントがあるので、何かあると10分で救急車が来る。パーキスターンも見習いたいと主は語るが、イランはかの「王の道」このかた道路整備に尽力してきた長い歴史がある。

 

茶店でナンを食し、紅茶にキャンディーを入れて飲むやりかたをすすめられる。

ガススタンドにウルドゥを話せる店員がいた。ドゥバイでおぼえたとのこと。これまでの道中ウルドゥ話者が多かったのは、出稼ぎでおぼえたのだろうと推測している。

 

やはりハイウェイはノーバイクの標識があるが、ポリスは主をふくめバイクは見逃している。

山道がつづき90分で50kmしかかせげなかった。8時にはつけないと覚悟する。寒くなったのでジャケットを着替えていると、車が止まって菓子をくれた。イラン旅開始以来つづくホスピタリティーだ。17世紀のシャルダンの見聞記にも、外国人へのイラン式親切が記されている。

 

シーラーズに到着してホテルのダブルを確保した。元は五つ星だったであろうクリーンな部屋で、6000ルピー35ドルとある。ここらのレートはいまひとつ不明で、日本式だとパーキスターンルピーは0.5円だから3000円相当だが30ドルにはならない。

街に出て、インスタグラムで連絡を取っていた医学生とディナーを食す。タレに付けるケバブが美味そうだ。

 

 

24 HOURS IN SHIRAZ | S05 EP.09 | HISTORY CULTURE & FOOD TOUR |

次の日はシーラーズ観光で、ガイドを雇った。最後のほうでハーフィズの墓所を訪れている。

 

 

THIS IS THE MOST AMAZING PLACE IN THE WORLD | S05 EP.10 |

シーラーズ近くのペルセポリス観光もガイド付きで、あとで ネクロポリスにもバイクを飛ばした。

 

 

THE HOLY CITY OF MASHHAD | S05 EP.12 | IMAM REZA SHRINE |

最初の予定にはなかったことだが、宗教都市マシュハドに飛行機で飛んだ。そこからテヘランに行き、シーラーズにもどる予定だ。やはり手の回復に自信がもてなかったのだろう。

 

マシュハドではムガルを崩壊に追いやったナーディル・シャーの墓と、この地で殉教したイマーム・レザーの廟を訪ねた。

 

最後にテヘランの場面となり、羊のイランバーガー10ドルを食す。ノンアルビアも付いている。

ここで実はマシュハドでポリスに拘束されたと、ショッキングな事実が語られる。詳細は次回のVlogで明かされることになる。