昨日のParsTodayに、イランのトランジット鉄道が初めてヨーロッパに接続との記事があった。
グーグル地図は鉄道にかんして役に立たないが、OpenRailwayでおぎなうことができる。ただ操作性や見ばえはあまりよくない。
わかりにくい記事だが、そもそもテヘラン→タブリーズ→ジョルファーからナヒチェヴァン自治共和国を通じた欧州への鉄路はあった。今回グーグル地図赤印のポスタナーバードからミーアーネへの路線が開通したので、テヘラン→タブリーズの距離は114km縮まったということだ。
これまでは去年のロシアの貨物列車が初めてイランに到着記事にあるように、トルクメニスターン経由の路線があった。一方、カスピ海西岸の鉄路はラシュトで止まっていた。
それに対し5月に、ラシュト→アスタラの鉄道建設がイラン・ロシア間で合意された。実現すれば、アゼルバイジャンを経由したルートが生まれることになる。
これは南北輸送回廊と名付けられ、南アジア、中国への交通路となる。
イラン・パーキスターンの鉄道は、アブラール兄がバイクで越境したザーヘダーン→タフターンからクェッタの路線があるだけだ。パーキスターン→インドは南北で2本走っている。