ラーホールのRitz Cinemaで上映されるJabroo(1956 パンジャービー・バーングラー)
パーキスターン映画黄金時代は1960-70年代とされる。さらにいえば巴印戦争でインド映画が全面禁止となった1965年から、1977年クーデターまでが最盛期となる。製作本数は100本を超え、映画館は1200館の映画大国となった。ラーホール450館、カラーチー350館との数字もある。
この間、全編カラー映画がダカ(Sangam 1964)と、ラーホール(Ek Dil Do Diwanay 1964 ウルドゥ)で製作された。またBahana (1965 ウルドゥ・バーングラー)がシネスコ映画の先駆けとなった。どれも当たらなかった。
この時期のブロックバスター、スーパーヒット映画と代表的女優をあげる。賞取り映画はニガール賞で参照できる。
南アジア映画ではブロックバスター、スーパーヒット、ヒット、アヴェレージ、フロップと等級があり、さらに〇〇ジュビリーのような評価の仕方があるが基準はよくわからない。
ムサラット・ナズィール
Pattan (1955 パンジャービー) Mahi Munda (1956 パンジャービー) Yakkay Wali (1957 パンジャービー) Kartar Singh (1959 パンジャービー) Gulfam (1961 ウルドゥ) Shaheed (1962 ウルドゥ)
50年代にひきつづいて60年代初頭にも活躍した。ShaheedはニーローのZarqaとおなじ脚本家による反帝国主義映画で、サウジアラビアの石油開発をたくらむローレンスという名の貿易商の愛人を演じた。レジスタンスの男への恋にやぶれ、ヤケになって歌うus be-wafa ka sheharも大ヒットした。作品の監督は殺害された。
ニーロー
Banjaran (1962 ウルドゥ)
Mouj Mela (1963 パンジャービー) Daaman (1963 ウルドゥ) Dachi (1964 パンジャービー) Mera Mahi (1964 パンジャービー) Badnam (1966 ウルドゥ) Dil Da Jani (1967 パンジャービー) Zarqa (1969 ウルドゥ)
シャミーム・アーラーShamim Ara
Farangi (1964 ウルドゥ) Naela (1965 ウルドゥ) Aag Ka Darya (1966 ウルドゥ) Lakhon Mein Ek (1967 ウルドゥ) Saiqa (1968 ウルドゥ) Salgira (1969 ウルドゥ)
監督、製作者としても長く活動をつづけた。1965年デーヴダースでパーローを演じているが、興行は惨敗におわった。ムスリムの国で、酒で破滅する男の話は受けないか。
ゼーバーZeba
Touba (1964 ウルドゥ) Aashiana (1964 ウルドゥ) Kaneez (1965 ウルドゥ) Armaan (1966 ウルドゥ) Aag (1967 ウルドゥ)
Rishta Hay Pyar Ka (1967)は初のヨーロッパロケ映画だった。zebaはbeautifulの意。
ラーニー
Chan Makhna (1968 パンジャービー)の火ばさみ踊り
Devar Bhabhi (1967 ウルドゥ) Behan Bhai (1968 ウルドゥ) Chann Makhna(1968 パンジャービー) Sajjan Pyara (1968 パンジャービー) Jind Jan (1969 パンジャービー) Kochwan (1969 パンジャービー)
70年代の人だが、60年代後半から活躍している。初のカラー映画Ek Dil Do Diwanayで主演した。
フィルドゥース
Dillan day Souday の lal meri pat
同じく本格的活躍は70年代の人。
Malangi (1965 パンジャービー) Dillan day Souday (1969 パンジャービー)
