肩こりと無縁なワリエワをたたえるエテリ門下生。
ショートで出遅れたトゥルソワだったが、フリーでは4回転4本（トウループは転倒）をくりだして2位につけた。負傷して練習再開からまだひと月だ。
全日本では、羽生も4A失敗をふくむ4回転4本の構成だった。トゥルソワが3Aを失敗すると4Aの跳びそこないとエテリ陣営はジョークにしているくらいだから、いつかサーシャも4A挑戦するかもしれない。女子に対する制約が多いフィギュアで、ともかく規格外の開拓者だ。
ワリエワは順当にパーフェクトで王者となった。緊張しないといつもいっていたが、さすがに今回は少し雰囲気に吞まれたらしい。それでも失敗しない勢いがある。足が長いので見栄えする。
世界王者のシェルバコワは、ショートの貯金で3位にすべりこんだ。頭を振って跳ぶので、軸に問題があるのだろう。細さ軽さで飛ぶいかにも旧ロシア女子な演技だが、ダンスの才能はいちばんだ。
参加18名のうち8人が4回転を入れていた。演技がつまらなくなるとか体にわるいとかいろいろ問題はあるが、まったく新しい時代になったことは確かだ。14才のペトロシャンAdelia Petrosyan は、国際試合ではないが女子としてはじめて4回転ループに成功した。安藤美姫が2002年に4回転サルコウを初認定されて20年目だ。この流れは止められない。
トゥルソワがエキシでイーグルを披露する。フワちゃんコスで、パンツが見えるとコメント欄でクレームがついた。それに対し「おまえは技でなくパンツしか見てないのか」と反論されていた。
いっしょに滑るのはエテリ・コーチの娘。
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