南拳王

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この1984年作品では、冒頭と結尾に賽龍舟と呼ばれる広東のボート競走が描かれる。

龍舟は幅の狭い長い船で、屈原が投身したという端午の節句にちなんでレースは行われる。江南だけでなく、台湾、琉球、越南から日本の長崎まで競技は広がっている。維基

今年は厦門海峡两岸赛龙舟が開かれ、大陸と台湾の漕ぎ手が競った。

 

主演は実際に南拳冠軍の邱建国で、無敵鴛鴦腿宗巧珍と峡江疑影の王秀萍が助演している。南拳は江南の洪拳、永春拳、蔡李仏拳などを指し北拳は長拳八卦掌を含んでいるが、中国ではスポーツ競技として再編されている。

 

 

 

邱建国は華僑から託された太平天国支援金を届ける任務で負傷し、珠江デルタを旅する劇団である花錦繍班の紅船にかくまわれる。宗巧珍と王秀萍は、その役者だ。

 

 

 

珠江は長江、黄河にならぶ江南の大河で、諸処の川が網のように結び合って珠江デルタを形成している。河川を利用して渡り歩く粵劇の足が紅船だった。

粵劇人からは太平天国時に李文茂が出て、反清活動を展開した。百度李文茂

 

 

香港博物館の展示

 

地域ボスや背後の清朝高官に迫害された邱建国と劇団員たちは、焼亡した福建少林寺の分院である寺に避難し練武をかさねて反撃する。

 

 

百度南拳王

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