テヘランは宮殿のある南半分が旧市街で、そこから目の前に見えるアルボルズ山脈に向かって北へ広がっていった。南は下町で、北が裕福な山の手だ。人口面積は、ほぼ東京23区に相当している。気候は夏は埼玉のように暑く、冬の寒さは仙台くらいになる。
今年2月のテヘランの様子が住人のVlogに映されている。字幕付きで物価などを紹介してくれる。
前記事でも紹介した、グランドバザールともいわれるテヘランバーザールの衣料品市場。きれいなドレスは3千円から数万円くらいでお安い。
サムネのネーチャンは釣りだから登場しない。
テヘラン南19区Abdol Abad Marketも下町の雰囲気が濃厚だ。
合羽橋デラックスのようなテヘランバーザールの南にあるシューシュShushバーザール。お高いが一生ものの食器什器の店がつづいている。
テヘラン北部高級住宅街タジリッシュTajrishのファーシュテFereshteh通り。
北東部である1区のモール、AvaCenter。
タジリッシュの昔ながらのバーザールは、規模も歴史もグランドバザールに匹敵する。
北西郊外にある世界最大というイランモール。とにかく豪華だ。(字幕なし)
テヘランのメトロは7路線で、街の規模にくらべて少ない。そのかわりタクシーが東京4万台に対して20万台を数え、テヘランは車社会だといえる。私鉄はないから、駅前に商店街が開ける東京とは街のつくりが違う。市内のあちこちに大きなバーザールやモールがある。
繁華におどろくが経済成長は順調で、自前の自動車生産は欧州の大国をしのいで世界10位になったところだ。しかしテヘラン北と南の違いを見ると、資本蓄積は格差や対立を生んでもおかしくないだろう。さらにこれに男女、都市と農村、多民族国家であるための矛盾がくわわる。列強はそこにつけこんで干渉してくるが、よき新年を願いたい。
おまけ
昨年のチャハールシャンベ・スーリー水曜祭で火を跳び越す人々。