Thanga Padhumai (1959 タミル) はカンナギ物語を下敷きにした作品で、パドミニとシヴァージ・ガネーサンが主人公夫婦を演じた。
ある街におかれたカンナギ像の両目はエメラルド製で、これを自分のものにしようと隣国の女王は踊り子のマーヤーモーヒニを送りこむ。色香に迷ったシヴァージは、パドミニを捨てモーヒニのT.R.ラージャクマーリと同棲する。パドミニはカンナギ同様の運命をたどり、王国を壊滅させる。
T.R.ラージャクマーリは前回記事クサラクマーリの叔母で、タンジャーヴールの音楽一家出身だ。
シヴァージがラージャクマーリにわかりやすくよろめく場面では、マドラスシスターズのSashiとラクシュミーラージャムがバックで踊っている。
マドラスシスターズはSashi、Kala 、Malaの3人からなり、この場面の左のSashiを見ると腕はたしかだ。トラヴァンコール姉妹やサーイースブラクシュミー姉妹のようには、ちゃんとした記録は残っていない。この映像は比較的ましなものだ。
ラクシュミーラージャムはラージャクマーリのように戦前から活躍し、のちに製作者に転じた。
追加
もうひとつ、比較的よい姉妹のダンスファイルがあった。
ヴァイジャンティマーラー主演映画のようだが、題名と3人のうちだれかは不明。