Little Chinese Everywhere というスイスと中国を行ったり来たりしているVloggerが、雲南の回族の街を紹介している。
沙甸街道は雲南省紅河哈尼族彝族自治州に属し、街道といっても街の名だ。沙甸鎮とも呼ばれる。
昆明市の南にあり、ヴィエトナムとの国境に近い。1万5千人の住民はみなムスリムで、中国南西部最大といわれるモスクはとても立派だ。
唐の時代から交易でアラブ、ペルシア、ソグド人が中国に居住するようになったが、元朝では雲南は色目人官僚が統治していた。そのため改宗がすすみ、明になって回族としてひとくくりに呼ばれるようになった。
雲南に注目したのは、雲南タイ族の踊り孔雀舞が中央アジアのものに似ていたからだ。ただタイ族は仏教徒で、イスラームの影響は受けていない。また回族には、特徴的な踊りの文化はないようだ。