レズギ人の踊り（ヴェレシュチャーギン画）つま先立ちが特徴
現在パレスティナ側に立った日本語記事がいちばん読めるのはParsTodayだと思うが、今日の文化特集でアーザルバーイジャーン州の踊りレズギーが言及されていた。東と西の二つのアーザルバーイジャーン州があるが、どちらかはわからない。
これはウズベキスターン・ホラズム州ヒヴァのラズギLazgiとおなじものだろう。羽根付き帽子をかぶり激しく旋回する。ラズギについてはテュルクの踊り子記事で紹介している。
Lazgiを踊るウイグル族ダンサー Gulmira Mamat
ただ同記事の映像ではレズギーそのものは登場しないし、テュルク系の激しい英雄伝的な踊りだと語られるのみだ。チューブにも見当たらない。
レズギーLezgiはロシアのダゲスタン共和国と、南隣のアゼルバイジャン共和国にまたがって居住するレズギ人に由来するとされる。印欧語以前の系統不明のレズギ語を話す。Lezginkaと呼ばれる勇壮な男踊りが著名だ。
アゼルバイジャン共和国のラズギンカ
コーカサス（チェチェン共和国？）のレズギンカ ここでは女性（クリミア・タタール？）が激しく踊っている
赤印ウズベキスターン・ヒヴァはカスピ海をはさんで東のホラズムにあり、アゼルバイジャンとダゲスタンは西端にあたる。左上角がチェチェンだ。タブリーズは東アーザルバーイジャーン州に位置する。
この距離がどう埋まったかはわからない。ただ古来、人の交通は絶えなかった。
