大酔侠 (1966)
邵氏が武侠映画の新基準を世に示した作品だ。胡金銓監督と賀蘭山(西本正)撮影監督の力量に加え、主演の鄭佩佩が画面に輝いている。
上海での子供時代にバレエをまなび、香港に移住して映画界入りした。足がすらりと伸びている。
大女侠 (1968) 大酔侠続編でも主人公の金燕子を演じた。
1967年の香江花月夜は井上梅次監督による1963年の自作「踊りたい夜」のリメイクで、鄭佩佩は倍賞千恵子の役を演じた。顔も似ているしどちらもダンサー出身だ。サクラがトラさんケンさんの尻を蹴る時間線も、ありえたかもしれない。