ラミヤーにゃ敵わない

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ラミヤー・クリシュナンは、いったいどれだけ女神映画に出ているのだろう。インド人もちゃんと数えていないようで、ネットでもよくわからない。

有名なのはAmmoru(‘95テルグ、タミルタイトルAmman)とRaja Kaliamman('00タミル)だろう。後者はパドミニ・チューブで紹介している。

wikiでは86年タミル映画の Sarvam Sakthimayamがいちばん古い。19才からアンマンをやっているわけだ。このシーン など顔がまだかわいい。
他にNageswari('01)、Sri Raja Rajeshwari('01)、Annai Kaligambal('03)、Arumugam('09)、Kutti Pisasu('09)、がタミルだ。テルグはDevullu('00)、Sri Vasavi Kanyaka Parameswari Charitra('14)だけ確認できる。

しかしtubeを探すと、フィルモグラフィーに載せられないようなあやしげなものまで含めていろいろある。あやしげとはたとえばRaja KaliammanのDevotionalの名場面をクライマックスでコピーしてまぶした映画が複数あることだ。
映像が見られる女神映画だけあげれば、Sri Devi Kamakshi(不明)、Allari Gajendrudu('93)、Nagulamma('01)、Madhura Meenakshi('10)、Jaganmata('15 以上テルグ)、Nagathamman(’00)、Nageswari(’01)、Neelambari('02)、Annai Kaalikambal('03 同タミル)だが、これがすべてとも思えない。

上にあげたので特におもしろいのは、 ハエ退治のようなSri Devi Kamakshiでの戦い、Sri Raja Rajeshwariでバーヌプリヤの女神に女神認定されること、Neelambariでラミヤー・貞シュナンになること、 Sri Raja Rajeshwariの巫女踊りAnnai Kaalikambal (テルグ・タイトルSri Parameswari Mahimalu)での他映画の使いまわしっぷり。 Annai Kaalikambal は いろいろ編集ヴァージョンがあって、リンクしたのは  Sri Parameswari Mahimalu 寄りだと思うが、是非もない。  

Kutti Pisasuはネタバレになるが、このデタラメ さとポンコツぶりは暴露せずにいられない。(嫌いじゃない)

ひねったところでは、
Sankeertana('87テルグ)で踊りのうまい娘が村人から女神と思われ、Aahwanam('97テルグ)では夫が一瞬、妻のなかに女神を見る設定がある。

ともかく蛇神をふくめて20作以上あることはたしかだろう。

 

話はまったく変わるが、Sri Raja RajeshwariでのThiruchandurの祭のパフォーマンスを見ると「まったく敵わない」と思わざるをえない。ラミヤーの迫力と存在感は女神映画でなくてもJr.NTR、シュリヤ・サランShriya Saranと踊ったNaa Alludu(’05)のsayya sayyareでも際立っている。Jr.NTRはうまいがいつものドッコイショ踊りだし、シュリヤはまるで影が薄い。シュリヤはチランジーヴィと踊ったmanmadha manmadha 以来踊れる新人として注目してきたのだが、いっこうによいナンバルに恵まれなかった。でもこうやってラミヤーと並べるとなにが足りないのかよくわかる。ただうまいだけではだめなのだ。