ワンジェサン

これは一見の価値あり、なのはワンジェサン軽音楽団 왕재산 경음악단 (wiki)
季節舞 だ。中国で変衣舞とタイトルをつけられているように、踊りの最中にマジックのような衣装替えを行う。タップダンスの技術も高いし、ジンギスカンのヒット曲モスクワはなつかしい。現在では軽音楽団から芸術団へと名をかえているようだ。映像の画質が悪いのは前世紀のものだからで、Amazonでも新しいものは入荷していない。

 

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韓国では北の少女時代と呼ばれたりもするらしい。

 

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ジェシカ脱退前の9人時代。

 

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南北少女時代の元祖がチェ・スンヒ崔承喜(wiki)。東アジアのモダンダンスの草分けでもある。戦前の人と思えない肉体だが170cmと長身だったようだ。

 

何年か前に、石井漠の門下として留学した15才時 (1926年) のダンス場面が発掘された。三越百貨店で行った群舞で「グロテスク」とのタイトルがついている。

 

現在残る映像は、戦後の民族舞踊再建で活動していたころのものばかりだ。この人も歴史的評価が定まらないままだが、「踊り子は故郷に容れられない」のではとつねづね思っている。パドミニ、マードゥリー、ミーナークシー、カマラーなどインドから流失した人々の経歴から感じていることだ。

踊り子は農を本とする社会では非生産的な逸脱者だから円満な人生とはならない。いっぽうで足元が自由だからビザンティンのテオドラのように皇后になったりもした。

社会のありかたがどうであれ、人は踊る猿、ホモ・ナタエンシス(適当)で、特に子供はそうだ。踊りあるいは自発の反対語は分別であり、分別の兄弟が変態だ。

 

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これは以前、ロシアの生徒たちのダンスとしてニュースになったもので、子供の踊りとして「如何なものか」と騒ぎになった。熊のプーさんとミツバチというタイトルではあるが、アフロ・アメリカンのTwerkダンスみたいだ。

だが子供はこういうことが好きなのであって、振付師の名はノハラ・シンノスキーではないか。