ゴジラ対IMDb

 

ゴジラが全米2000館で上映され、興行成績は日本を上回っているという。山崎監督の3Dドラえもんの収入は、中港のほうが日本より上だった。同じ現象が起きているようだ。

 

IMDbでも、8.5と評価が高い。ユーザーコメントを見ると、人間ドラマと特撮の結合に成功したとの意見が多い。浜辺神木の演技だけでなく、他のキャストも注目されている。吉岡秀隆マッドサイエンティスト風味や、佐々木蔵之介の熱血船長も伝わったということだ。

 

チキンが勇者になる話や疑似家族が苦境を乗り越える設定は、たしかに外国でも受けるのだろう。カミカゼの恨みは、当事者がすでに物故して遠くなったようだ。日本のSNSで見かける評論家じみたツッコミはほとんどなく、大多数が映画作品として絶賛している。核や戦争の恐怖を味わったという意見も目立つ。

 

またかなりの観客が、ハリウッドゴジラにはうんざりしていることがわかる。暗がりで演じられる怪獣プロレスには、満足していない。米映画にありがちな、下品なジョークや皮肉をとばす登場人物がいないことも好感の一因のようだ。

 

 

 

ゴジラの肌質がのっぺりしているのにくらべ、こちらは着ぐるみのプラスティックのブツブツ感が再現されている。

 

 

 

手前が東芝ビル、後ろに服部時計店