バーングラー・スーパーマン

 

バングラ国スーパーマンのチューブコメントを見ると、子供時代が懐かしいという内容が多い。ただそれがいつの時点かは、20世紀後半から21世紀初頭にかけて分散している。記録を見ても製作年度がはっきりしない。おそらく1998年前後なのではないか。公開時に見たかその後のTV放映で知ったかで世代が分かれるのだろう。

 

映画は冒頭音楽から話の展開まで、1978年US版をなぞっている。NTRのテルグ版(1980)はまったく独自の成分からできていた。胸の文字はハヌマーンのHだ。

こちらは特にそういう努力をしたとは思えない。ただ南アジアならではの個性があるとしたら、歌舞音曲を絶やさないことだろう。歌と踊りが不足していることが不満だから製作したのだと思ってしまう。

 

 

この挿入歌は、ポーランド民謡「森へ行きましょう」だ。

 

 

バングラ国は、こうしたハリウッドの怪力乱神映画をいろいろ模倣している。

 

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Banglar King Kong (2010)

マードゥリーのPayal Meri を借用。

 

 

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Shoktir Lorai (1998)

この時代、空調服はなかった。

 

これらの製作にはスーパーマン主演のDany Sidakがからんでいるが、不完全なフィルモグラフィーしかない。

 

 

おまけ

 

Return of Mr.Superman (1960 ヒンディー)

ヘレンの名はあるが確認できない。1958年まで続いたTVスーパーマンの再来ということだろう。

 

 

Superman (1987 ヒンディー)

1978年版リメイク。大人向けでムジュラーが多い。

 

 

Dariya Dil (1988 ヒンディー)

幻想場面。