ズィーナト・イルファーン

パーキスターン北、中国との国境までたどりついた。

 

ズィーナトはZenithと自分でつづっているが、英国発音だとZeenatと同じでしかも「てっぺん」の意味だから選んだのだろう。彼はアラブ首長国連邦の生まれで12才でラーホールに来た。父親は軍人だったが10ケ月のとき北部地域で亡くなっている。

(彼女など近年できたばかりのめんどうな代名詞だ。)

 

2017年記事

2022年記事

 

彼は2013年にはじめて兄たちとアーザード・カシュミール地方に旅し、2015年に中国国境のフンジュラーブ峠まで3200kmを走行した。さらにその後ハイバル・パクトゥンクワやギルギット・バルティスターンなど2万kmを越えるツアーをしている。どこもめんどうな地域だが、スワート地方は近年安全に走れるようになったという。

 

バイクに乗り始めたのは大学通学のためで、はじまりはホンダの70ccだった。北部に旅した時は120ccだったが、何度も乗り換えていまは山岳用に200ccを買ったばかりのところだ。

 

 

ギルギット・バルティスターン州ミスガル

 

彼はYoutubeチャンネルももっているが、投稿数はあまり多くない。

 

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なかでは、バイクに乗る恐怖をいかに克服したかのエピソードが興味深い。山道の悪路や河原を走るときなど、相当の腕力が必要とされるだろうし実際負傷もしているからだ。走っていて泣いてしまったこともあったという。

 

 

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ラーホールのトラック運転手食堂で食べ歩きする。帰国子女だからかパンジャービー娘ゆえか、コミュ能力が高いのがわかる。