ChatGPTによるパーキスターン映画史

Quoraの「なぜパーキスターン映画は70年代後半に衰退したか?」という問いにChatGPTによる答えが引かれていた。

それを愚誤郎に訳させると

1970 年代後半のパキスタン映画産業の衰退は、さまざまな要因が重なって引き起こされました。重要な要因の 1 つは、パキスタンにビデオ カセット技術が導入され、人々が家庭で外国映画を鑑賞しやすくなったことでした。これにより、映画館の観客数が減少し、その結果、映画産業に投資する意欲のある人が減りました。もう 1 つの要因は、当時の国の政治的不安定でした。パキスタン政府は流動的な状態にあり、指導者が頻繁に交代した。このため、映画製作者は誰に承認や資金提供を求めればよいか分からず、映画産業の運営が困難になりました。さらに、映画産業の衰退に寄与する経済的要因も数多くありました。この国は経済不況の時期を迎えており、その結果、人々が娯楽に使える可処分所得が減少しました。さらに、映画業界にも新しい才能や新しいアイデアが不足していました。当時の映画製作者や俳優の多くは時代遅れで面白くなくなり、彼らに代わる新しい声が上がってくることはほとんどありませんでした。これらすべての要因が重なって、1970 年代後半のパキスタン映画産業の衰退につながりました。

とのことだった。

 

要領を得ているようであり、ものたりなさも感じる。AIに「ムスリムの橋本環奈を描け」ともとめて返ってきた出力画像のようなものだ。

 

 

基本はおさえている(目が二つとか)が、これじゃない感も強い。

 

1971年の東パーキスターン分離と巴印戦争の敗北は、大きな喪失感を生み市場も失われた。それだけでは映画産業の逆風とならなかったが、政治の混乱とイデオロギー対立がもたらした77年クーデターで産業が抑圧されたことがいちばん大きな要因ではないか。

もっとさかのぼれば、インド独立にともなう分離という業や独立運動が内包した分断の業が巴印それぞれの今日の果と禍をもたらしていると思う。

ChatGPTは検索結果から得たあたりさわりのない要因を羅列していること、時系列をさかのぼれないあたりに限界を感じる。