今田美桜の悪女

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今田美桜はインド映画界がヘッドハンティングして、歌って踊れるスターとして育ててくれたらいい。小柄だがアーリヤー・バットと同じ身長だから、なんとかなるだろう。

インド適性があると思っているのだが、悪女を見て自然に明るく元気なところが気に入っていると自覚した。

 

ただドラマ冒頭は元気がウザイくらい過剰で、これはハズしたかなといったん休止した。調べると脚本は約束のネバーランドの人だったので、気を取り直して再開するとおもしろく出来上がっている。

引っ込み思案の志田未来と寡黙だが腹に一物の江口のりこの演技の抑制が、今田とうまくかみ合い話の流れが生まれていた。灯台のある堤防から(平泉成のまえで)海に跳びこんだり既視感あらわだが、それだけお金をかけているということでもある。

病人も看護師もいなかったドクターホワイトとちがって、オフィスは広いし社員がたくさんいる。ドラマって本来こうでなくてはと羨ましかった。ただし人海戦術で、コロナ下でもモブシーンなどCGでどうにでもなりそうなのに出来ないのが日本だ。スカイダイビングも前世紀の合成だった。

 

原作漫画ドラマともバブル期のもので、この時勢に適合するかはわからない。予算もどこまでもつか。でもいつの時代でも、若くて元気のいい人を見るのはここちよい。