Naag Muni (1972 ウルドゥ)
ラーニー主演の蛇映画の一場面。
これがポスターとして描かれたとき、イスラーム厳格主義団体から批判された。
腕が出ているからというのがその理由だった。1971年の東パーキスターン独立にからむ印度との戦争で負け、ピリピリした時代だっただろう。こののち厳格主義と世俗主義のイデオロギー闘争は、1977年のクーデターを生むにいたる。建前としてのイスラーム化が勝利をえた。
Nagin (1959)
ニーロー出世作で蛇映画の古典。肌は露出していないが、こちらのほうが煽情的だろう。
Nagin のチラシ
ニーローがワンショルダーなのは検閲回避のためか。
Nagin は印度でも上映されたようで、ポスターが残っている。双肌脱ぎの場面は映画にはない。
ラーニーは1976年の Naag Aur Nagin でNagin を再映画化している。古拙な味わいの Nagin とちがってカラー作品。59年版のほうが好みだが、踊りはどちらも魅力的だ。
Naag Aur Nagin
衣装は映画そのまま。