トラヴァンコール姉妹の末妹ラーギニRaginiに、Cobra Girl(’63 ヒンディー)という主演作がある。原題Naag rani (蛇の女王)なので、歌と踊りと魔法のファンタジー映画として輸出したのだろう。ラーギニは虎と格闘したり(もちろんダブル)、空も飛ぶ。37年生まれだからこのとき26才の盛りだった。(Cobra Girl:IMDb)
見るからにB級だが、ダンサーはA級だ。なぜならPhir Wohi Dil Laya Hoonでアーシャー・パーレーク(パドミニ・チューブ)と屈指のダンスバトルを展開したラーニーRaniと、ヘレンそっくりさんのマドゥマティーMadhumatiが蛇国王女ラーギニの妹だから。
jadoo kiye jaでの、二人の北の名カッタク・ダンサーと南出身ラーギニの競演は貴重だ。
ラーギニはお約束のスネークダンスも踊っている。音楽は中東風でもそれほど独創的な振付ではない。
ラーニーとマドゥマティーでは、もうひとつのナンバー nigaho se dil もお宝だ。
左がラーニー、右がマドゥマティー
この二人については「B級トップ・ダンサーたち(1)」でふれているが、もう一度記事を書くことになるだろう。