旧インドの踊り子

gifのラミヤー

ラミヤー・クリシュナンの女神代表作 Ammoru のご神体。以後の女神映画でもちょくちょく見かけるようになったが、現地の実物はあまり画像検索でも出て来ない。鼻にリングをしているので女体、額のマークはシヴァ派だから伴侶のドゥルガー、舌を出しているの…

偶像来了

我们来了2は元々偶像来了系列で、商標問題からこの名になった。だから実質は第三季にあたる。この偶像来了(2015)こそ、功夫片や武侠片などの電影迷なら歓喜せずにはいられない成員で構成されている。 林青霞 、朱茵 、寧静 、蔡少芬 が顔なじみで、また電視…

我们来了

現在(2017年10月)、湖南衛視で我们来了 (第二季)という真人秀(リアリティー・ショー)をやっている。放映直後にはyoutubeで高画質配信され、12回シリーズでもう9回まで来た。 演員は12人で芸界女性知名人が6人、あと「素人」の「90后職業人女性清英」が4人…

岐阜のパドミニ

marainthirundhu parkum marmam enna Thillana Mohanambal「ティッラーナー・モーハナーンバール」 (1968) はインド映画ダンスの最高峰だと思う。 おなじくパドミニの kannum kannum kalandhu Vanjikottai vaaliban (1958) を超えるダンスバトルはない。 同…

もう一人のパドミニ(再編集)

まず、パドミニは16年1月に死去していた。生年は1944年で、亡くなるまでカルナータカ州のベンガルール(バンガロール)で著名なバラタナーティヤムのグルとして活動を続け、たくさんの弟子たちを育てた。映画界に足を向けたなかにLakshmi Gopalaswamiがいる…

ジャタックス・マタックス

マードゥリーのダンスを語る上で避けて通れないのが、古典の素養やアビナヤだけでなく、ジャタックス・マタックスjhataks mataks と呼ばれるインド映画ダンス特有のテクニックだ。これは隠語のようなもので、よく使われるのにネットサーチしてもほとんど有効…

豆畑

マードゥリーの踊りの実力がぞんぶんに発揮された chene ke ket mein(豆畑)の振付を、コリオグラファーのサロージ・カーンが説明している動画 がある。歌の冒頭のathra baraski kanwari kali thi(娘十八花なら蕾)、ghunghat mein mukhda chhupake chali …

ミニマルダンス

マードゥリーの優れたところは、体全体を使った動きのキレのよさもそうだが、ミニマルな動きで表現ができることだ。このサージャンSaajanのtu shaayar hai では指を踊らせている。これは古典舞踊のハスタ(手の所作)の応用だ。 Dil to pagal hai でのこの右…

アンジュマン

アンジュマンAnjumanは80年代パンジャービー映画のトップダンサー、アクショスターだった。パーキスターン・カッワーリーの名場面で、すでに紹介している。 パーキスターン映画の黄金時代は6-70年代といわれ、ニーローやラーニーらが踊りの腕をふるった。ニ…

ラーニー

6-80年代のパーキスターン女優ラーニーについては、カッワーリー、ウムラーオ・ジャーン・アダー、蛇女の項目ですでに紹介している。伝記はwiki(Rani actress)にあり、作品歴は Pakistan film magazine(復活した)に詳しいが、同国映画の問題として内容デー…

L.ヴィジャヤラクシュミ

raara priya sundaraa (Bhaktha Prahlada 1967 テルグ)神様映画。L.ヴィジャヤラクシュミL.Vijayalakshmiのダンスに、はずれはない。どんな場面でも軽快で小気味よい踊りで楽しませてくれる。その代わり決定的ナンバーもないのだが、Vijiの愛称で60年代テル…

ミーナークシー・シェーシャードゥリ2

Damini (’93) のタンダヴァ teri payal mere geet(Teri Payal Mere Geet 1988 以下ヒンディー)ゴーヴィンダーと共演。ミーナークシーはタワーイフの役。89年製作、93年になって公開されたようだ。 nache more man mandir main (Mohabbat Ka Paigham 1989)ミ…

バーヌプリヤ2

とにかく眼が大きい。後ろはヴェンカテーシュ。 Swarnakamalam以外の決定打がないのが残念だが、いくつか追加したい。 natanalu chaalincharaa(Karthika Pournami 1987 テルグ) バーヌプリヤはダンサー志望の貧しい少女で、男はその教師ということらしい。ク…

ハリニ・ジーヴィター

ただのバラタナーティヤムの実演と思われるかもしれないが、このダンサーが11才と知ればどうだろう。ちょっと萌えませんか。いや、ヘンな意味は少ししかなく、このハリニ・ジーヴィターHarinie Jeevitha ஹரிணி ஜீவிதாは、バラタナーティヤムトップ1000人リス…

チャン・ツーイーとタイ・リーファの孔雀

チャン・ツーイー(章子怡 )15才の演技、金孔雀 。ツーイーはもともとダンサー志望で、北京舞蹈學院附属中学校舞蹈科にいた14才ころの苗族の踊りを見ても、ただならぬセンスを感じる。この後、全国大会で授賞し、今に至る道が開けた。 さらに、もうひと…

大いなる神秘

Das indische Grabmal (1959)という怪しいものを発見したので、紹介せずにいられない。この、蛇もバラモンも出てくるインチキなインド風味の映画は、「メトロポリス」や「ニーベルンゲン」のフリッツ・ラングが、戦後ドイツに帰って監督したものだ。 ドイツ…

ハイバル峠のアタン

パシュトゥーンのアタンの踊りを紹介したが、もっと映画っぽいDance at Kyber pass が投稿されていた。(3分あたりからが激しい)ヒンディー映画フダー・ガワー(Khuda Gawah ・誓い)はサロージ・カーンの振付で、その中のハンカチの踊りや剣の舞は、こう…

パシュトゥーンのカッタク

カッタク(カタック کتھک Kathak)が、ほんとに流れ流れてフラメンコになったのか、以前から知りたく思っている。ロマの源流がインドにあることは、言語、宗教、DNA から確実視されているが、カッタクの舞踊言語であるタタカール(足踏み、サパテアード)、 …

女たちの酒宴

インド映画のダンスといえば若いスターたちのものだが、シャバーナー・アーズミー Shabana Azmi 主演 Godmother (1990)の raja ki kahani は酒に酔ったおばさんたちの踊りがすてきだ。インド映画は若い女優にとってきびしい戦場だが(タミル映画界では20年間…

パーキスターンのウムラーオ・ジャーン

レーカーのウムラーオ・ジャーン(1981)に先立つ72年に、パーキスターンでUmrao Jaan Adaが製作されている。主演はカッワーリー特集で紹介したラーニーRaniだった。インドのものはレーカーの踊りだけが見せ場の地味な文芸映画だが、ラーニーのウムラーオはJo …

B級トップ・ダンサーたち(1)

トップ・リーグに入っておかしくないのに、ヘレンになれなかったダンサーのリストからは、ラクシュミー・チャーイヤー Laxmi Chayyaもはずせない。一番有名なのは、近年「ゴースト・ワールド」の冒頭で引用されて再脚光をあびた、ヒンディー映画でもっともヘ…

キム・ヨナのアビナヤ

世界最速のダンスといえば、チャイヤ・チャイヤchaiyya chaiyya でもゴム男プラブ・デーヴァーPrabhu Deva でもなく、フィギュア・スケートだ。フィギュアは運動競技でもあるわけだが、ダンス・ナンバルとしての現在の最高峰は、キム・ヨナの死の舞踏 Danse …

汎南アジアポップス=ラール・メーリー・パト

スィンド州セフワンのシャハバーズ廟 以前紹介した、ヌール・ジャハーンが歌う「ラール・メーリー・パト lal meri pat (laal meri paat)」がとても気になっていた。ちょっと普通の歌と違うような感じがしたからだ。真のパーキスターン国歌、とボードに書いて…

パシュトー映画のムッサラート・シャーヒーン

pa mastai kay da zwanai Nave Da Yo Shpay (1975) dagha khushali da Aab-e-Hayyat (1983) da rasara su toqa (同) ghotai sparri gulona (不明)太いほうがムッサラートで細いのは妹のSawaria 。もちろん太いほうが人気。ムッサラート・シャーヒーン M…

ヒンディー・カッワーリー

Barsaat ki raatのシャーマーShyama。カッワーリーQawwaliはパーキスターン、北インドでさかんなスーフィズムに源流をもつ歌謡。 aj kyun hamse parda hai Sadhna(1958)同作品のヴァイジャンティマーラーのムジュラーは、パドミニ・チューブにある。カッワー…

パーキスターン・カッワーリー

カッワーリーといえば、本場はやはりパーキスターンで、チューブ画像も、故ヌスラト・ファテー・アリー・ハーンのライヴが圧倒的に多い。マードゥリーのYaarana 挿入曲 mera piya ghar aya は、ヌスラトの曲。同じくマードゥリー・ディークシット主演「コー…

日本が舞台のミュージカル

日本を舞台にしたインド・ミュージカルを2つ。元タミルナードゥ州首相の故M.G.RことM.G.ラーマチャンドランが、1970年の日本を舞台に踊っている。bansaayee Ulagam sutrun valiban(1973)「バンザイ」らしい。車のいない首都高、あやしいモノレールと船、富士…

踊る志田未来

踊るって、こういうところが始まりじゃないかと思うのが、走行中の急制動が日本一じょうずだったころの志田未来。もうすっかり落ち着いて、一児の母になってしまった。

へんなおじさん=ダレール・マヒンディー

すでに有名人だが、あやしさNo.1のダレール・マヒンディーDaler Mehndiおじさんはパンジャーブ出身のインドの人だ。 ( tunak tunak tun)

インドの「スリラー」

チランジーヴィ・ファンには恨まれそうだが、チューブでいちばん閲覧されたであろうインド映画シーン、Golimar。Donga(1985)の一場面で、1000万単位の人々を笑い死にさせている。(残念ながら一番の老舗は大量のコメントとともに消えてしまった。現在この手…